200年程前、世界に大量の隕石が降り注ぎ人類は滅亡の危機に晒された。
滅亡から逃れた人類は、空から降った隕石の謎を解くべくそれを研究した。
そして人類は隕石から発せられる未知の物質を発見し、さらにはその物質が月光を浴びる事によって新たなエネルギーを生み出すことを解明した。
その青く煌めく光、人類を支える新しいエネルギーは「スフィア」と名付けられた。
現代、スフィアの力によって発展した世界。
想いを具現化するというスフィアを巡り、様々な思惑が交錯していく。
主人公の明瑠は、とある実験体を探す任務を受けたことによってその思惑に巻き込まれていく。
これは、夜の帳をかき消す物語。
ーー月夜の鴉は暁の夢を見るか。