変わらない日常を過ごしていた芥 功人はある日を境に『無音』を認識してしまう。
『無音』が認識できるようになり、怪しい集団に襲われた功人は真夏だというのに真冬の服装に身を包んだ青年に助けてもらった。
そして変わらない日常は非日常になっていき、日常は音を立てて壊れていく。
無音と騒音。終焉へとゆるやかに進む世界。
終わるかもしれない世界がもし、自分達の防げるとしたら。彼は希望を抱き、阻止する為に動いた。
この世界を守るために。
これは、ひと夏の不思議な物語。